真宗興正派 紫雲山安楽院 西光寺
西光寺は浄土真宗の寺で、京都の興正寺を本山とする、真宗興正派に属する。
〒761-0321 香川県高松市前田西町175番地
沿革
寺伝によれば、天正年中(1573~1592)に沙門善性が宝寿寺跡地(前 田東町字中村172) 堂床に建立。
もとは天台宗に属していたが、その後真宗に 転じた。
過去帳にその名が残る住職は、教善法師を初代として、現住職教尚が16代 である。
徳島県の安楽寺文書(古文書)には、寛永3年(1626)の「4カ国末寺帳」 に大熊村・善立寺、十川村・光清寺、などと共に、
前田村・西光寺の名前が見える。
その当時西光寺は、安楽寺末・安養寺末の寺であった。
その後、天保14年(1843)の安楽寺末寺控帳にも前田村・西光寺の名前があるが、
そこには「宝暦年中、安養寺離末之節、安楽寺末寺ハ自然相離レ申候事」という但し書きがあり、
宝暦年中(1751~1761)に安楽寺末寺を離れ、本山直轄の寺になったことが分かる。
貞享3年(1686)に書かれた「鈴遍夜話」という古文書の巻之五、山田郡のところには、
「西光寺西前田一向宗隷安養寺」と書かれている。
旧本堂は第8代天瑞の寛政8年(1796)の建立であったが、傷みが激しく、平成8年に取り壊し、
平成10年に完成した新本堂は、鉄骨造、一部木造の2階建てで二階は床暖房の板敷き・
椅子席、一階は十五畳の座敷を二間、厨房・ トイレ・風呂等を備えております。
教章
- 宗旨
- 浄土真宗
- 宗祖
- 見真大師 親鸞聖人(1173~1262)
- 宗派
- 真宗興正派(本山興正寺)
- 本尊
- 阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)
- 経典
- 浄土三部経
仏説無量寿经 仏説觀無量寿经 仏説阿弥陀経 - 教義
- 「教行信証」の教示にもとづき、阿弥陀仏の名号を聞信する一念に、
必ず仏になる身となり、念仏を相続し、報恩行に精進するものである。 - 宗風
- この教団に属する人々は、親鸞聖人の教えをいただき、深く因果の 道理をわきまえ、
迷信にとらわれず、正しく生きぬき、人類の幸せと 平和に寄与するように努める。