今月のことば「本山特別賦課金」

昨年の三月に京都の本山から宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年 立教開宗八百年 および御影堂等復旧奉告法要ならびに嗣法就任式記念事業特別賦課金の募財趣意書が届いております。

西光寺ではコロナ禍の緊急事態宣言が出されている時に募財云々をお願いするのは非常識だと考え、
一年以上延期し、今年の秋に例年の門徒負担金と一緒に募財をお願いすることに致しました。

コロナ禍は終息せず、寺も法要・仏事の中止・延期・縮小が相次ぎ、保育所でも感染拡大防止のための休園処置がとられました。
大変な時期ですが募財にご理解とご協力をお願い申し上げます。

本山からの募財趣意書(要旨)
謹啓平素より真宗興正派並びに派内所属寺院の護持運営につきましてご高配を賜りありがたく御礼申し上げます。

さてわたくしたちのご本山・興正寺は、宗祖親鸞聖人のみ教えを脈々と相続し、現在のご門主さまで三十一世となります。

江戸期から明治期にかけて「ひとつ御堂」と呼ばれ、日本三建築と称された壮麗な御堂を、明治三十五年不慮の火災により焼失してしまいました。
当時のご門徒の篤信と情熱により、明治四十五年には御影堂が、そして大正四年には阿弥陀堂が建立されました。

御影堂は平成三十年の大阪府北部地震の激しい揺れにより、屋根や梁を支える堂内中心部の重要な丸柱が破損、極めて不安定な状態となつたため立入禁止の措置を取らざるを得なくなり、法要も勤められなくなりました。
この事態を打開するため専門業者に依頼して、伝統建築耐震診断、補強修復工事が行われました。

来る令和五年は、宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年、立教開宗八百年にあたり、これに合わせてご門主さまのご息女、沙弥香さまの嗣法(次期第三十二世ご門主継承者)就任式を執り行う予定でもございます。

出費ご多端の折柄まことに恐縮ですが、この宗派の一大事に際し、左記により浄財をお寄せ下さいますようお願い申し上げる次第でございます。

一、目標額  四億円
一、金額僧侶一人当たり三万円
  門徒一戸当たり一万円

西光寺では門信徒向けの行事案内、仏典物語等を掲載した寺報「慈光」を発行しております。
寄稿もお待ちしております。発送いたしますので、お申し出ください。