住職のひとりごと 2022年1月

ちょっと不思議な!?

お盆にお仏飯をのせて本堂の階段を上がっていた。途中でふと「手摺りを持った方がいいのでは」と思い、
右手で手すりを持った瞬間、つまずいてお盆ごとお仏飯を落としてしまった。
右手でしっかりと手すりにつかまっていたので転ぶこともなかった。

ふと思った。
あれは仏さまからの注意だったのかもと。

もう七十年も昔のことである。
小学校一年生だった思うが、パンを買ってくるよう言われて、やっと乗れ出した自転車で出かけた。
パンを買っての帰り道、寺の門前まで帰ってふらつき、一メートルほど下のいで(用水路)に落ちた。
今と違ってコンクリートの護岸ではなく、土の土手だったこともあり、かすり傷の一つもなかった。

助けに来た祖母が「けがをしなかったのは、仏さんが手で受け取ってくれたからだよ」と言っていたことを思い出した。

水に濡れたパンを見て困っている時、自転車に乗ったパン屋さんが通りかかり、新しいパンを買うことができた。

あのパン屋さんは!?

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